2012年3月2日金曜日

地デジアンテナ フィーダー線

京都・舞鶴はもともとUHF送信でしたので、家庭での地デジ設備へのおおがかりな工事は必要ありませんでした。
しかし、それだけに家庭のアンテナ設備が古い事が原因で視聴不良につながるケースが多いようです。デジタル切替から一年以上たちますが、視聴障害対処がちらほら出てきます。

視聴不良は特に 天候不良時ははっきり現れることが多いです。
晴れた時はぎりぎり、レベルを保っていても、悪天候時に障害が発生し、ブロックノイズ等が出る事がようです。


今回、お邪魔したお宅もその一軒でした。
テレビとアンテナは1:1 ブースターも入れているのに映らないチャンネルがある。

みてみると、やはり  300オームのフィーダー線で、アンテナもそうとう古いものでした。

晴れた日はなんとか映っていたようですが、この日は40CMの積雪。
この日も雪が降ったりやんだり、ちょうどアンテナ塔方向に雪の積もった大きな屋根があり、雪が降りだすとレベルが下がる。やむと少し回復。ってな現象です。


アンテナ(300オーム用20素子から同軸用14素子へ)、電線を交換(300オームファーダ―線から同軸S5CFB)し、スッキリ映るようになりました。


状況としては
交換前
NHK 総合  映らない
その他の民放   ブロックノイズあり
レベル  25-57(ビアラのアンテナチェック)


交換後
すべてOK
レベル  75-89


ちなみに、DoPAによる地図では視聴区域ぎりぎりのところでした(アンテナ塔直視できますが)。




蛇足ですが、ファーダ―線から同軸電線に変換する方法があります。
本来は変換器(以下は例。各メーカーにて販売しています)

を使いますが、使わなくても直結で行けます(少しレベルが落ちます。家庭使用くらいなら問題なかと…)


①同軸のシールド線と芯線をショートさせないよう極力段違いに剥きます。
②フィーダー線も同様の段違いに剥き、
③同軸の長い方と短い方、同軸の短い方と長い方を 電線を切らないよう注意しながらしっかりねじり接続します。
④この段階で、テレビなどでアンテナレベルをチェック。
もし、レベルが低ければフィーダー線を今度は長い方を短くして剥き、①-④を繰り返します。

レベルの良かったつなぎ方で最後 水などが入らないようにテープを巻、完成です。
テープを巻くときは、それぞれつないだ線が絶対ショートしないよう注意です。

一度お試しあれ

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