先日、とある集会場の改装工事に行ってましりました。
動力エアコンを電灯電源のエアコンに交換し、照明器具のほぼ全替えです。
撤去したエアコンは施主さんたちがせっせと分解、仕分けし、銅、アルミ、真鍮、鉄と くず鉄屋さんに売ったそうです。結構なお金になったそうな。
そこで、問題が発生しました。
旧空調機機械室に照明器具と換気扇を取り付けてほしいと、言われ施工しました。
器具は施主支給です。
配線はこれまでについていたものを延長、分岐しそれぞれに電源を送りましたが、どうに も どちらも動きません。
ジョイントが間違っているわけでもなく、ワゴも大丈夫です。
スイッチはホタルBが付いていて、ホタルがほんのり点灯しています。
ジョイントをばらして電圧を測ると 100Vありますが、ジョイントして器具の末端でテスタを当てると0Vです。
「おかしい…」 どうにもわけが分かりません。
そこに施主さんがやってきました。
「空調機を撤去した後、天井裏で電線を切った子がいる」との事。
「なに!?」
その現場につれていってもらいました。
天井裏に走っている電線の1本に 緑のビニールテープが巻きつけてあるものがあります。
「これです」
そのビニールを指差しています。
[これですか?」
テープを解いてみると…
見事に電線が切れています。
施主さんは言いました
「電線を剥いて、銅を売りに行こうと うちの子がカッターナイフでその電瀬をきろうとしたんだ」
「カッターナイフも溶けて歯がなくなりました」
え==============!!!!!!!
でした。
さぞかし 多きな音と火花が散ったに違いありません。考えられないことです。
でも、その子には 天井裏の電線が すべてお金に見えたに違いありません…。
人間の欲は怖い…