2008年12月5日金曜日

焼損




電線が燃えることは 皆さんご存知ですか。
まさか と 思えることですが、 綺麗に燃えます。


ただ、こげる程度ならまだ良いですが、電気火災につながりますから以下の点には注意しましょう




ブレーカ端子の緩み
  締めたつもりでも、ねじが斜めに入っていて本当は完全に閉まりきっていないことがあります。
  最初のうちは大丈夫でも、負荷がかかるとそこで熱を持ち、燃えます。
端子に被服をはさんで締める
  ブレーカーつなぎ込みの際に、特に 端子無しでかまし込みをする場合は
  特に気をつける必要ありです。
  写真は ある家の分電盤に状況です。
  電気が2階だけ来ないと連絡を受けて駆けつけました。
  1階の分電盤から2階の分電盤に配線がされていて、
  その電線が被服ごと締め込みそこが燃えて断線状態になっていました。
  この家も危なかったです。

他にも、許容電流を超えて電線を使うことや、VAを配線するとき束にして結束そることも原因になります。 束にするときは 15本は越えないようにしましょう。


電工ドラムを巻いたまま使うこともタブーです。
  北海道AHでの奉仕で、洗濯の姉妹が 洗濯機が動かないといってこられました。
  行ってみるとドラムに洗濯機4台分が一つのドラムから取ってあってフル稼働、
  しかも巻いたままでした。
  見事に電線のゴムが熱で溶けて、芯線がショートしていました。 よくぞココまでという感じです。
  


他にも電気火災になる原因はいっぱいあります。
まずは電線を燃やさないように きちっとした処理を心がけましょう。


  

獣害


先日、S電工にお世話になり、運動場の照明器具交換工事に行ってきました。

写真はそのときのものです。

照明のポールに鳥がうまいこと巣を作っていました。お留守のようでしたので、行政代執行を行いました。


こうした鳥の巣が思わぬ電気事故を引き起こす場合があります。

漏電やショートによる停電がそうです。

よく似たケースで、よく 蛇が電柱に登って電線をショートさせ、あたりが停電することもたびたび生じています。


外だけではなく、家の中でもこんな事故は生じます。

工事で分電盤をあけると 白骨化した鼠先輩に遭遇したことは何度かありました。 そのときは停電していなかったのかも知れませんが… ゴキブリや他の獣が入っていることも多いですね。

天井裏も油断大敵です。

やはり鼠先輩が電線をかじって○焦げになって断線ということも良くあります。

ちなみに、舞鶴のKHでは よくこの鼠先輩がスピーカーの線をかじって断線させてくれます。

音が出ないなー、途切れたり、鳴ったり おかしいなーと思って点検すると案の定 やつの仕業です。


獣は何をするかわかりません。 不具合が生じたらこの理由を疑うのも一つですし、獣害にならないよう対策を講じておくことも必要です。